Mackeyの工作室その2

プラ板による車両工作について私の手法を記します。今回は車体構成についてです。細かな技法については後に記します。

3. 車体構成

側板、妻板、横梁、床板で構成します。材料は特記以外プラ板(t1スチロール)です。接着は特記以外はリモネン接着剤(通常タイプ)です。

側板:内板、外板を貼り合わせます。内板の窓部は外板の窓より1mm位、大きく窓穴を抜きます。側板がくの字になっている場合は折り曲げ部内側に補強板を付けます。

妻板:側板同様に内外を貼り合わせます。

屋根板:プラボード(t3微細発泡スチロール)を積層して削り出します。プラ板ではなくプラボードを使用するのは、比重が低いプラボードによって少しでも重心高を低くすること、屋根剛性が上がりすぎて側板が経年劣化で歪むのを防ぐためです。

床板:プラ板(t2)でリブを通します。

横梁:プラ板で側板と妻板、側板同士を結び床板を留めます。側板に近い部分は2枚重ねとし、強度及び床板を留めるネジ山数を稼ぎます。設置場所は車端部x2、台車の内側部x2、中央部の計5箇所です。

車体断面
側板と妻板の貼り合わせ

横梁設置の例(キハ282)

貼り合わせ時には1日以上荷重すると強い接着強度が得られます。リモネン系は乾燥が遅いので気長にやりましょう。

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